赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由がわからず、苦労することも多いものですよね。
10ヶ月頃になると、小っちゃい前歯が生え始め、離乳食後期に入ってだんだんと食べる量も多くなってきて、歯磨きを始める人も多いと思います。
しかし、赤ちゃんは口を開けることを嫌がってきちんと磨けず、
- 虫歯にならないかな
- どうやって歯磨きしたらいいのかな
を日々悩んでしまいませんか?
わが家でも、赤ちゃんから2歳頃までずーっと歯磨きのイヤイヤに悩んでいました。
ここではそんな経験をもとに
- 10ヶ月の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由
- 10ヶ月の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる時の対策
- 赤ちゃんと一緒に楽しく歯磨きできる方法
についてご紹介します。
10ヶ月の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由は?
仕上げ磨きのイヤイヤ。
原因は様々ですが、
「ママたちの仕上げみがきが意外に乱暴なことが気になる」
とBaby-moにて歯科医師の先生のお話が書いてあります。
うちの子が歯磨きをすご~く嫌がっていた赤ちゃんの頃のことを思い出しながら、
嫌がる理由をリストアップしてみました。
歯ブラシを当てる力が強すぎて痛い!
歯ブラシはギュッと力を入れず、えんぴつを持つようにして、やさしく、やさしく...
と、歯医者さんに言われたことを思い出しつつ仕上げ磨きをします。
しかし、気をつけていても赤ちゃんが嫌がると、
「何とかして磨いてあげなくちゃ、虫歯になったら大変!」
と焦ってついつい力が入ってきます。
歯ブラシを持つ手にも、赤ちゃんの顔を押える手にも。
ママが怖い!
これは、わたしが歯医者さんに相談した時に言われた言葉です。
『赤ちゃんの仕上げ磨きをしてあげるとき、お母さんイライラしてこわ~い顔をしていませんか?
ただでさえ下を向いたお母さんのお顔を下から見上げると、普段見ている顔と違って少し怖く感じるのに、更に怒った顔をしていたら子供は恐怖しか感じませんよ!』
このあと、家に帰ってから下に鏡を置いて覗き込んでみました。
なるほど!!たしかに恐ろしい!!笑
しかも、前述したように顔を押えられるとなおさら怖さは増しているはず...
口の中を触られるのが嫌!
赤ちゃんって、ガーゼで口の周りを拭かれるだけでも嫌がる子が多いですよね。
それが、口の中に入ってくるなんて、赤ちゃんにとっては驚きや不快しかないのかも…。
現在10ヶ月になる姪っ子も、ガーゼで拭こうとするとめいいっぱい首を横に振って抵抗してます…
その他
他には、
- 『歯磨きのときの体勢』がイヤ
- 『眠たい』からイヤ
など、赤ちゃんによっても歯磨きを嫌がる理由は色々あります。
では、このように嫌がっている赤ちゃんにどのように歯磨きを進めていったらいいのかを次にご紹介しますね!
10ヶ月の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる時の対策は?
歯ブラシの選び方と持ち方
赤ちゃんが痛がらない歯ブラシの選び方
毛のついた頭の部分が小さめの歯ブラシ(毛の部分が2本分の歯の幅程度)
毛先が丸く加工してあるほうが磨きやすく、歯ぐきにもやさしいですね。
歯みがきを嫌がっている時期には、楽しい気分にするために赤ちゃんの好きな色やキャラクターを選ぶのも良いですよ!
仕上げみがき用に柄が長めでお母さんが持ちやすい歯ブラシもあった方が良いでしょう。
赤ちゃんが痛がらない歯ブラシの持ち方
ペンを持つようにして、余分な力が入らないように気をつけましょう。
気をつけていても知らず知らずのうちにまた力が入っていることがあるので、途中で何度か手を止めて確認するのがオススメです!
歯の面に直角にあてると良いと歯医者さんから聞きました。
お母さんの顔が怖い場合
これはもう私たちお母さんの努力!
いつもニコニコやさしい笑顔を忘れずに!
これ以外に良い解決方法はありません!
うちの子によると、怒った顔だけじゃなく真顔もコワイそうです...
私だけかもしれませんが…(笑)
口の中を触られるのが嫌な場合
今までの習慣にはなかったことなのに、
- 突然歯磨きの時だけ口の中を触られたり
- 顔を押えられたり
赤ちゃんも嫌な気持になったり不安になったりします。
まずは
- 赤ちゃんの口にポンポンと手を当てる
- 頬を押えたり離したりを繰り返す
などして、口の周りや頬や顎を触ることを遊びにしてみましょう!
口を触ることに慣れることで、不快な気持が少なくなりますよ!
歯磨きの体勢が嫌な場合
ガーゼで拭く時期には、いつもの抱っこと同じようにしっかり抱っこして赤ちゃんが安心できる姿勢で行ってみましょう。
10カ月の赤ちゃんの歯磨きをする時は、膝に寝かせて、片手をママの腋の下にはさんで歯磨きをするのがオススメですよ!
眠たいから嫌な場合
10ヶ月の赤ちゃんの歯磨きは、歯ブラシに慣れることが目的です。
赤ちゃんの機嫌のよい時間帯やお母さんの余裕のあるときに行うようにしましょう。
慣れてきたら毎食後習慣となるように徐々に増やしていきましょう。
と、小児歯科のサイトにありました。
眠たい時に無理にしようとせずに、赤ちゃんとお母さんがお互いに良い時間を見計らって磨いてあげましょう!
赤ちゃんと一緒に歯磨きを楽しくする方法は?
赤ちゃんに歯磨きが習慣化するよう、楽しんで歯磨きできる方法をご紹介しますね!
小さなころから歯ブラシを持たせる
シリコン製の歯ブラシは赤ちゃんがカミカミして遊べます。
口の中を触られることを嫌がる赤ちゃんでも、おしゃぶりのような感覚で遊びとして取り入れられるので、徐々に慣れることができそうです。
これ、わたしはやっていなかったのですが、友人がシリコン製の歯ブラシを購入していて、赤ちゃんは歯磨き嫌がらないって言ってました!
歯磨きができたら褒める!
赤ちゃんはお母さんが大好きです。
お母さんが褒めてくれたら赤ちゃんはとても喜びますし、歯磨きを楽しいものと感じてくれるのではないでしょうか。
わが家では効果絶大!!でした。
手鏡を見せる
手鏡を見せながら赤ちゃんの歯磨きをして、
「ここにバイ菌がいたよ!」、「やっつけようね!」などと話しかけと、楽しい歯磨きの時間になって嫌がらなくなる子も多いですよ!
こどもチャレンジの付属品の、しまじろうの顔の形で両サイドに持ち手がついた手鏡、これはうちの子も興味もってました!
後ろに曲がかかるボタンがついていて、初めは鏡よりそのボタンが気になる様子でしたが、1歳半頃からは鏡の中をじーっと見つめる時間が増えてきたような気がします。
10カ月の赤ちゃんには、クッション製のものに鏡がついたおもちゃを利用するといいかもしれません!
歯磨きソング♪
おかあさんといっしょの歯磨きソングを歌ったり、
You Tubeなどを使って、歯磨きの歌を流しながら歯磨きすると、赤ちゃんも嫌がらず楽しい時間になります!
うちでは、お母さんと一緒の「歯磨き上手かな」やしまじろうの歯磨きソングをわたしが歌ってみましたが、あまり効果はありませんでした...
同じ保育園に通うお母さんは、自分で歌わずにテレビやYou Tubeなどで動画付きのものをかけていて、めちゃくちゃイイですよ~!と言っていました。
動画で見ると歯磨きのイメージもしやすくて良かったのかもしれないですね!
赤ちゃんの歯磨きを始めるタイミングと歯ブラシを使い始めるタイミング
小児歯科のサイトや赤ちゃんの歯磨きについて調べていた際に見つけた情報を元にまとめました。
歯磨きを始めるタイミングは、下の前歯が2本生え始める6ヶ月くらいからです。
離乳食を始める前までの時期は赤ちゃんの食事は主に母乳なので、歯が生え始めてもガーゼや歯磨きティッシュなどでふき取るケアで大丈夫だそうです。
ただし、粉ミルクの場合は糖分が含まれている場合があるので、虫歯にならないようふき取り忘れに注意が必要です。
赤ちゃんが生後10ヶ月を過ぎると離乳食を食べる機会が増えますよね。
歯ブラシを使い始めるタイミングはココ!!
この頃から赤ちゃん用の歯ブラシで丁寧に磨くことを始めましょう!
まずは歯ブラシを口の中に入れることに徐々に慣れてもらい、
慣れてきたら乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯に触れる練習から開始しましょう!
歯ブラシの刺激に慣れてきたら、歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。
1本5秒位で、強すぎたり、長すぎたりして子どもが嫌がらないように気をつけましょう。
また上唇は唾液による自浄作用が少ないそうなので、ミルクのかすなどが残っていたらガーゼで拭うなどしてあげるとよいみたいですね。
乳歯が生えそろったら(2歳頃)歯ブラシは赤ちゃん用から子ども用に変えても大丈夫!
お母さんがしっかりときれいに仕上げ磨きをしてあげましょう。
10ヶ月の赤ちゃんに歯磨き粉は必要?
子どもを歯医者さんに連れて行った際に聞いてみたのですが、『赤ちゃんに歯みがき粉は必要なものではない』といわました。
歯みがきの最大の目的は、「歯の汚れをきちんと落とす」こと。
大人も子どもも、もちろん赤ちゃんの歯みがきについても同じですよね。
ミルクや離乳食などが中心である赤ちゃんの歯の汚れは、歯みがき粉は使わずに水だけのブラッシングでも落とすことができるそうです。
それに、まだ上手にうがいができない赤ちゃんに、歯みがき粉を使うのは抵抗がありませんか?
「歯磨き粉を使ったらかえって虫歯になりやすいのでは?」と懸念し、3歳過ぎまで水だけのブラッシングでした。
それは勘違いで、歯磨き粉には
- 虫歯を予防
- 歯の着色を防ぐ
- 口の中を浄化する
といったさまざまな効果があるようです。
とはいえ、無理に使う必要はないので、きちんとうがいができるようになってから使い始める方が良さそうですね!
また、歯みがき後にうがいができない10カ月の赤ちゃんや、歯みがき自体を嫌がってしまう場合には、食後にお茶を飲ませて口の中をすすぐだけでも、ある程度の効果があるようです。
食べたらお水やお茶を飲む習慣をつけておきたいものです。
まとめ
10カ月の赤ちゃんにとって、「歯磨き」は驚きと不快で嫌がってしまうのは仕方がないことなのですね。
そんな時期に、
- 顔を押えられて痛いくらいに歯ブラシを当てられたり
- 大好きなお母さんがコワ~い顔をしてのぞき込んできたり
- 眠いのに無理やり口の中を触られたり...
なんてことがあると、赤ちゃんは当然イヤになってしまいますね。
お母さんは、「虫歯にならないように!」と躍起にならず、肩の力を抜いてやさしい笑顔で歯磨きをしてあげましょう!
まずは、赤ちゃんが痛がらない歯ブラシを選び、お母さんは歯ブラシの持ち方と当て方をしっかりと覚えましょう!
10カ月の赤ちゃんと一緒に楽しく歯磨きをするには、
- 遊びの中に取り入れながら口の周りを触られることに慣れてもらう
- 赤ちゃんのご機嫌の良い時にする
- 安心する体勢で歯磨きをする
- 手鏡や歯磨きソングなどを使う
このような工夫をして、歯磨きが上手にできた時にはたくさん褒めてあげましょう!
10カ月の赤ちゃんが歯磨きを嫌がることなく日々の習慣となるよう、親子で楽しんで歯磨きを進めていきましょうね!
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