七夕の歌『たなばたさま』の歌詞の意味は?のきば、すなご、ごしきって何?

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七夕の夜空 子育て中の気になること
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毎年七夕が近くなると

幼稚園や保育園で習った「たなばたさま」の歌を

口ずさむ子どもたちを見かけるようになります。

 

保育園に通っているわが子も

当然6月半ばころから歌い出し

七夕が過ぎてもしばらく歌っています。笑

 

その「たなばたさま」の歌

歌詞は全部覚えていますか?

 

中にはあまり聞き慣れない単語もいくつかあって

 

意味がよくわからない!」とか

お子さんに歌詞の意味を聞かれたけれど答えられなかった!

という方も多いのではないでしょうか?

 

それでは一体七夕の歌で有名な

「たなばたさま」の歌詞はどんな意味があるのか

お子さんにも説明できるようにまとめていきます。

 

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七夕の歌『たなばたさま』の歌詞

夏の夜空

1番

笹の葉 さらさら
軒端(のきば)に ゆれる
お星さま きらきら
金銀 砂子(すなご)

 

2番

五色(ごしき)の 短冊
私が かいた
お星さま きらきら
空から みてる

 

おなじみの歌の歌詞

文字で書いてみるとこんな感じです!

 

歌詞の中の聞きなれない単語の意味

1番の歌詞.「のきば」の意味

軒端に七夕飾り

軒(のき)というのは

屋根の端の建物の壁より外部に突出した部分

という意味です。

 

軒端(のきば)

軒の端(はし)、または軒に近いところ

という意味です。

 

 

軒の端まで届いた笹の葉先が風に揺れてあたっている様子

を歌っているのでしょうか。

 

 

昔は一軒家も多くて

庭や玄関先に大人の背よりも高い笹を飾る家もたくさんあったそうですが

 

近年ではマンションなどの集合住宅が多くなっていることもあり

大きな笹を飾っているお宅はほとんど見かけなくなっていて

ちょっと想像しにくい光景ですかね~。

 

上の写真を参考にイメージを膨らませてみてください!

 

大きな笹は

幼稚園や保育園、小学校、ショッピングモールや施設などで飾っていますが

家で飾る七夕の笹は手に持てるような小さいものがほとんどですよね。

 

1番の歌詞.「すなご」の意味

砂子のイメージ

砂子(すなご)」は

まきえ・色紙(しきし)・ふすまなどにふきつける金銀箔(ぱく)の粉

という意味です。

 

金や銀を細かい粒状にしたもののことで

分かりやすくいうと「ラメ」のような感じです。

 

七夕の星空を見上げると

天の川の砂などが金銀のラメのようにキレイという様子を表しているようですね。

 

 

2番の歌詞.「五色の短冊」の「ごしき」の意味

短冊

五色(ごしき)とは

すべてのものは木・火・土・金・水の5種類を素としてできている

という古代中国の考え方です。

 

五行説(ごぎょうせつ)を取り入れた

青(緑)・黒(紫)・赤・黄・白の色のことです。

 

この五行説は

鯉のぼりの一番上にいる吹き流しの色も同じルーツですね。

 

すべてのことがうまくいきますようにという願いが込められた色なのです。

 

[五色の短冊の色の意味]

  • :木と仁をあらわし、思いやりの心で良い行いをするとき、人間力を高めたいときの色
  • :火と礼をあらわし、決断するとき、目上の人や身内への感謝の気持ちを伝えたいときの色
  • :土と信をあらわし、友人や知り合いを大切にする色
  • :金と義をあらわし、規則を守る、私欲にとらわれず正義を行う色
  • 黒(紫):水と智をあらわし、学業や知識の向上を目指す色

 

ということで、それぞれ願い事にあった色の短冊に書くと良いともいわれていますよ。

 

中国では短冊に願い事を書く風習はないので

七夕にこの五色の紐を飾っているそうです。

 

なるほど~

意味など全く知らずに歌っていました...

 

今日からは

「のきばってなあに~?」

「じゃあ、すなごは~?」...

なんていう子どもの質問に答えられそう!

 

「たなばたさま」の歌詞に沿って意味を考えてみよう

考える人ひらめいた

それでは聞きなれない単語の意味が分かったところで

歌詞に当てはめてみましょう♪

 

1番

風が吹いて、笹の葉がサラサラと

軒に近いところで揺れている

お星さまはキラキラ光っていて

夜空を見上げると金銀を振りまいたようでキレイね

 

2番

色んな色の短冊に

わたしが書いたお願い事を

お星さまがキラキラと光り輝きながら

空からみている

 

こんな感じでいかがでしょう!?

 

これなら子どもたちも

「そうなんだ!!」

と分かってくれるでしょうか?

 

意味を考えてみると

七夕の夜の光景が目に浮かぶようですよね~。

 

こんな「たなばたさま」の歌ができたのは

いつ頃だったのでしょうか??

 

七夕の歌の歴史

戦時中

たなばたさま」の歌は

1941年第二次世界大戦の真っただ中に生まれました。

 

小学校の制度が改正されて新しい国定教科書が作られたときに

国民学校初等科2年生(今の小学校2年生)の

音楽の教科書に載せるために作られた歌だそうです。

 

作詞家、童謡詩人である権藤花代が作詞、

詩人の林柳波が作詞の補助、

作曲家、音楽教育家の下総皖一が曲を作りました。

 

戦争中に作られたこの歌の願いは

  • 子どもたちの幸せと
  • 平和な未来

だったかもしれませんね。

 

まとめ

七夕飾りをつるす子供

幼い頃からよく耳にしている「たなばたさま」の歌ですが

意味が分からない言葉もそのままに教わった通りに歌っていたわ!

という方もいるかと思います。

 

そこで、分かりにくい言葉をもう一度復習しましょう!

 

軒端(のきば)

屋根の端の建物の壁より外に出っ張ったところの端や端に近いところ

 

砂子(すなご)

まきえ・色紙(しきし)・ふすまなどにふきつける金銀箔(ぱく)の粉で

金や銀を細かい粒状にしたもの

 

五色(ごしき)

すべてのものは木・火・土・金・水の5種類を素としてできているという古代中国の考え方

 

五行説(ごぎょうせつ)を取り入れた

青(緑)・黒(紫)・赤・黄・白の色のこと

 

でしたね。

 

歌詞の意味が分かってかみ砕いてみると

七夕の夜空を思い浮かべ

夏の風情も感じられる歌でした。

 

今年の七夕に子どもが元気に歌っていたら

ぜひ教えてあげたい歌詞の意味

 

私の解釈ではありますがお伝えしました。

 

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